1/6 月之森 小夜子(忘却の旋律 より)

 原型製作 相田和与 うさPハウス製 イベント限定レジンキット
2005年2月 開催 WFリリース予定

忘却の旋律(04年4月〜9月末 TBS系で放映、05年2月時点でCS局で放映中。)

 地上波で半年にわたって放映された作品ですが、知名度はもう一つな印象ですので少し解説

基本的に、モンスターとの戦争に敗れ、モンスターに支配されるようになった世界で、モンスターに抵抗しこれと戦うメロスの戦士(「メロス」=「旋律」)となった主人公・ボッカの冒険を描く作品(こう書くと舞台は中世ヨーロッパ的だが基本的な舞台は現代の日本)。月之森小夜子は ボッカとともに旅をするこの作品のヒロインキャラ。

片倉真二による漫画版と GAINAX & J.C.STAFF によるアニメ版があるが、漫画版は2002年5月から月間少年エースにて連載(既に完結)、アニメ版は04年4月から放映(2005年3月までCSで放送予定)。

原作はコミック、アニメとも「GJK」名義ですが、これは製作に携わるGAINAX、J.C.STAFF、角川書店(Kadokawa)の頭文字をつなげたものであるようで、コミック連載がアニメ版にかなり先行しているものの当初からアニメ化を含めたプロジェクトであった模様。とは言うものの漫画版とアニメ版は、内容はかなり異なっており、キャラクターデザインや性格も大きく異なっており、主人公の性格がほぼ正反対である上、苗字まで異なっており両者は別物として捉える方が良さそうです。

「かなり特殊な世界観(不条理に溢れる世界?)」を持つ作品となっており好みが極端に分かれる作品です。映像表現的に抽象的な部分が多く非常に親しみにくい作品であったと思います。ちなみに、この作品には、同様に不条理、エキセントリックな映像表現でならした『少女革命ウテナ』の主要スタッフが参加しており、このあたりは作品の色彩に大きく影響している模様。

 で、まあガレキのネタになるのは美少女系のヒロインキャラになるわけですが、、、、、、月之森小夜子

 衣装のデザイン(手錠、鎖など)からすると主人公の足を引っ張る「捉われ系ヒロイン(?)」臭さがそこはかとなく漂う小夜子タンですが、、、、、、、、、。

 表面的には活発というより粗暴なぐらいの印象で素行もかなり悪かったりします(旅の旅費はスリで稼ぐ?つーか初対面の際にボッカの財布をスッてんのよ、この子)。

 劇中中盤で明らかになる悲しい過去が相田的にはツボ。小夜子には兄がいるのですが、両親はこの兄のみを溺愛し、小夜子は両親から幼い頃より疎まれつづけるんですな。で、両親はモンスターが支配する世界で溺愛する兄を重要なポジション(モンスターユニオンのエージェント)につけるように、両親によってモンスターへ生贄として差し出す、、、、、、こういった悲惨な過去が判明します。この時小夜子は、ベテランのメロスの戦士、「黒船」に救い出され月之森家の養女(つまり月之森は本名ではない)となります。しかし自分を救ってくれた「黒船」を慕い(というか自分の黒船への思いを確かめるため)後を追い家出少女とななります。そして「黒船」と出あったことでメロスの戦士として覚醒したボッカと旅先で出会い、以後ボッカと行動をともにすることになります(結局主人公のボッカとできちゃうというありがちな展開が待っています)。
 一応レイタード状のもので隠されているので露出度は微妙に押さえられている衣装ですがその辺りを逆手にとってカップ部分を小さめ→結果的に胸を圧迫、ムフフ感増大、、、、、といったトホホな線を狙っています。パンツも比較的 丈を短め、サイズ自体も小さめで結果的にオシリの辺りのムフフ感が高まるように(笑)
 衣装のパープル部分はツヤありで塗装。エナメルのような素材と考えました。ピンクのレオタード部分は肌色の上から薄く「白+蛍光ピンク」を吹いた後、パールピンク(レッド)を上吹き。ここの部分は半ツヤぐらいが良いでしょう。
 アクセントとしてベルト部分は艶消し気味にしました。ベルトの金具はクレオスのメッキカラーを筆塗り。
 手錠、鎖部分は「ブラウン+白少量」で塗装後「パールオレンジ」を上吹き。クリアー厚く吹いて同系色の手袋部分との質感を変えていきます。なお、チェーン部分は画像のように接着して固定するのが絵的にカッコ良いと思います。
 ブーツ部分も思いっきりつや有りです。つやを強調する表現は模型としては基本色で塗装後、クリアーを重ねるといった形が一番楽でしょう。
 金具部分はやはりクレオスのメッキカラーを筆塗りです。この時、実際には塗るというより「筆に浸した塗料を置いていく、のせていく」といった塗り方をします。
 さて微妙に捉われ系のヒロインでもありますので(実際劇中数度捉われて鎖につながれる)こんなベースもあしらってみました。
 ま、実際、劇中に似たようなシーンも無いわけでもないですし(笑)
 鎖に繋がれている割に表情が凛々しい感じなのはご愛嬌(笑)

 ちなみに小夜子の衣装の大きな特徴である「手首の鎖」ですが、これはモンスターへの生贄として差し出された際につながれていた鎖(この鎖を断ち切り小夜子を救ったのがメロスの戦士の黒船さん)で、彼女はこの鎖が指し示す方向に「黒船」を関知することが出来るという特殊能力がある、、、、、とのことだったようだが実際には小夜子の特殊能力でなく鎖自体の特性ということのようだ)。

 で、まあ、今回のフィギュア製作の動機ですが、、、、、、、、、抽象的な表現が多く放映がかなり進むまで慣れ親しめなかった部分はあったのですが、いつの間にか入り込んでいった、、、、、、またちょうどその頃劇中で小夜子の過去、背景などが明確に示されたことでかなり感情移入も深まったことがあげられると思います(可愛そうな過去、背景のあるキャラにはもともと感情移入しやすい)。デザイン的に「手首の鎖」が「淫靡」なのも結構来ていましたね(笑)

 ちなみにアニメ版のキャラクターデザインの長谷川眞也氏は「少女革命ウテナ」で知られる方ですが歴史を遡ると初期のセラムンでは派手なアクションパートをいくつも担当されていた方で、相田的にはカッコ良い まこちゃんのパートの作画が強く印象に残っています(劇場版セラムンRのバンクでない まこちゃんの必殺技シーンなどを担当)

05年12月 追加
 縁あって,相田の製作した「月之森小夜子(忘却の旋律)」と「アニエス・ベル(奥さまは魔法少女)」をそれぞれのキャラクターデザインを担当された川長谷川眞也氏に手にしていただくことが出来ました。特に「奥さまは魔法少女」は長谷川氏にとって初めて一からデザインを起こされた仕事だったとのことで思いも深くで喜んでいただけたとのことです。

 ガレージキットの題材になっているキャラクターの多くは多数の方々の思いが結実して生みだれたものです。長く活動をしていると、こういったことはあまり意識しなくなってしまがちなのですが、キャラクターを生み出した方々の思いに見合うような作品を作っていけたらと思います。

 絵はクルージェ(奥さまは魔法少女より)。劇中には大人版の魔法少女状態のクルージェは登場しないのですが「アニエスのようなプロポーションの大人クルージェのフィギュアとか作ったら面白そうですねえ〜」というコメントを相田がしたところ、こういった絵を描いていただけました。ひゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜(嬉し泣き)。

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