レポート3
コの字やすり
問題2

ペーパーを手でつまんでパーツを磨くにしても、先の消しゴムツール(小さく加工したにしても)を使うにしてもパーツが込み入ったところ、入り組んでいるところは往々にしてペーパーが当たりにくく結果的に処理しきれずパーテイングラインが残りがちになります。今回の場合で言えばヒールの裏側やひざの裏側、パーテイングラインが彫刻にかかっている部分などがそれにあたります。ペーパーの先をすべり込ませて磨きを行うなどをしているのですが、指でペーパーを裏側から押さえることが出来ないためパーツに対して強く磨くことが出来ず不十分な箇所が残ってしまっています。先の消しゴムツールも消しゴム自体が邪魔になって細かいところに入らない、磨けないということになってしまいます。先の細いナイフや 金属やすりで削ることも出来ますが傷などを深くつけてしまうこともありそうですしどうしたものか?

 話は簡単で細かいところに入る道具を用意してその先にペーパー(から研ぎペーパーがお奨め)貼り付ければ良いんです。で、安く手に入る物で言うと「タミヤ模型の調色ステック(2本300円)」が良いですね。平らな面の方にペーパーを貼って やすりとして利用するんですが調色ステックは少々細く持ちにくいので軸に割り箸を添えてテープで巻きつけ適度な太さにして利用すると良いでしょう。

左が市販状態そのままで先にペーパーを両面テープで貼り付けました。

 右が持ちやすいように加工したもの

 また少々面倒になりますが、「ペーパーを貼り付ける部分」を加工して利用すると更に便利になります。「ペーパーを貼り付ける部分」を斜めにカットして先細りの形状にすればより込み入った部分にまで先が入るようになります。

 ただこのステックかなり硬くて加工は少々しにくいんですね。(ペンチで力任せにカットして切り口を削った。)

 わざわざ調色ステックを用意しなくてもデザインナイフで代用も出来ます。刃先を加工してペーパーを貼り付ければ良いのです。

 左は普通のデザインナイフ。

 右は刃を折ってペーパーを貼り付けたもの。刃先を細い状態のままペーパーを貼り付ければかなり細かい磨きが出来そうです。

 また市販されているスパチュラ(彫金などに使う細工ヘラ、模型用にも販売されている。価格は1本700〜2000円と幅広いが模型ルートで入手すると高めの物が多い。東急ハンズなどの彫金コーナーで探せば1000円以下)を利用するのも手です。先が細く初めから加工されているので細かいところの磨きにはこちらの方がずっと利用しやすいんですね。(通常はパテなどを盛り付けたり細工する作業に利用する道具です。)
  なおこういったツールを利用すると左のようなパーツの磨きも容易になります。

ベルダンディー2の前髪などの内側に巻き込む曲面部分の磨きなど

 実際には調色ステックは、ノーマル状態では太すぎて先を細く加工しないとエッジの部分で磨くことになり少々使いにくiい。

 なお二人に普段のやり方で上のようなパーツの整形作業をしてもらったところ2人とも同じ方法で起用にやってくれました。ペーパーを細く丸めて指でつまんで こみいった内側の面を磨きはじめたのです。なかなか良い感じでした。ですが力のコントロールが若干しにくいようで結構時間がかかりそうでした。またペーパーを丸めて利用するならば丸棒(タミヤのプラ丸棒なら数種類の径がある)にペーパーを貼り付けたものを用意すると良いでしょうね。

 右は2ミリ径のプラ丸棒(タミヤ製)にペーパーを貼り付けたもの

 どの道、プラ棒自体が邪魔になって隅々まで磨けない部分が生じるので先の細いツールがあった方が便利なのは確か。
 更に「フィギュアの指」部分のパーテイング・ライの処理もしてみることにしました。あまり指と指の間は隙間がなく処理しにくい部分でもあります。

 時間の都合もあるのでこれは普段の作業を見せてもらうのではなく、相田がやり方を指示してそれを実際にやってもらいました。コの字型に切り出したプラ板と両面テープとペーパーで右のようなツールを作って作業をしてもらいました。

 相田はもともとこういったものを自作する前には「細く切り出したペーパーを親指と人差し指、小指と薬指で挟んで持ち」ペーパーを指と指の間に滑り込ませて磨くといったことをしていたのですが、疲れる、力の加減がしにくいといったこともありこんなものを使うようになったんですね。指ばかりでなく髪の毛と髪の毛の間の磨きにも利用できます。パーツの形状に応じてこのツールの大きさ、形を少し調節すれば大抵のこの手の加工に対応できると思います。(プラ板が一枚200円とかしますが、これに使用するだけなら1枚で一生物ですな。
 
 
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